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公開日:2020年6月16日 更新日:

プロパンガスの料金体系

月々のガス代を決めるプロパンガスの料金体系については、販売店ごとにコストや利益を考慮した料金プランを持っているので、一般利用者にはわかりにくいと思います。主な料金体系と、従量単価の決め方に関する制度もご紹介します。

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プロパンガスの主な料金体系

二部料金制

【二部料金制】基本料金+従量料金
【二部料金制】基本料金+従量料金

最も多くのLPガス販売店に採用されているのが二部料金制です。「基本料金」にガスの使用料に応じてかかる「従量料金」を加えたものがその月のプロパンガス料金です。

基本料金はLPガスを供給するための設備維持管理にかかる費用で、販売店が独自に決定しています。プロパンガス使用量にかかわらず、毎月固定で請求されます。

従量料金は、ガスの使用量に応じて1m3あたり○○円と設定された従量単価を元に算出されます。使用量が多いほど従量料金は高くなります。

基本料金 1.ボンベやメーターなど、LPガス供給の設備にかかる費用
2.保安や検針にかかる費用
従量料金 ガス使用量に応じてかかる費用(1m3あたり〇〇円と従量単価が設定されている)
計算方法 ガス料金=基本料金+ガスの使用量×従量単価

 

三部料金制

【三部料金制】基本料金+設備貸付料金等+従量料金
【三部料金制】基本料金+設備貸付料金等+従量料金

二部料金制の「基本料金」と「従量料金」に「設備使用料金」を加えてガス料金を算出するのが三部料金制です。二部料金制で基本料金に含まれている設備の利用料などが、三部料金制では別立てになっています。

設備使用料金には、配管工事などの消費設備代、ガス漏れ警報器や集中監視システム利用料などがあります。

基本料金 1.ボンベやメーターなど、LPガス供給の設備にかかる費用
2.保安や検針にかかる費用
設備使用料金 1.ガスの配管を販売店から借り受けている場合の利用料
2.ガス漏れ警告器などの利用料
従量料金 ガス使用量に応じてかかる費用(1m3あたり〇〇円と従量単価が設定されている)
計算方法 ガス料金=基本料金+設備使用料金+ガスの使用量×従量単価

 

最低責任使用料金制

【三部料金制】基本料金+設備貸付料金等+従量料金
【三部料金制】基本料金+設備貸付料金等+従量料金

最低責任使用料金制は、ある一定の使用量(最低使用量)までは「最低責任使用料金」として固定額の料金を設けています。最低使用量を上回らない限りは、ガス使用量にかかわらず同じガス料金を支払うことになります。上回る分のガス使用量は従量料金となり従量単価に使用量をかけて計算されます。

最低責任使用料金 1.ボンベやメーター等、プロパンガス供給の設備にかかる費用
2.保安や検針にかかる費用
3.一定量までのガス使用料
従量料金 一定量を超過した分のガス使用量に応じてかかる費用(1m3あたり〇〇円と従量単価が設定されている)
計算方法 ガス料金=最低使用料金+一定量を超過した分のガス使用量×従量単価

従量単価に関する制度

スライド制

【スライド制】基本料金+従量料金
【スライド制】基本料金+従量料金

基本料金に従量料金を加える計算方法は二部料金制と同じですが、従量単価が使用量ごとにいくつかの価格帯に分けられるのがスライド制です。

例えば、0.1m3から5m3までは単価600円、5.1m3から10m3までは580円、10.1m3から20m3までは560円、20.1m3からはすべて480円などと決められます。

 

原料費調整制度

【原料費調整制度】基本料金+従量料金
【原料費調整制度】基本料金+従量料金

原料費調整制度とは、仕入れ価格を販売価格にリンクさせる料金体系です。

LPガス原料の輸入価格は世界情勢や為替の変動に影響されますが、仕入れ価格の変動を毎月正確に原価に連動させるので、より透明性が高いといえます。

毎月支払っているガス代はどの料金体系で計算されているのかを理解することが、ご自身のプロパンガス料金が適正かどうかを知る第一歩になります。

すべてのLPガス料金体系に含まれている「従量料金」を左右するのが「従量単価」です。プロパンガスは自由料金制なので、従量単価は販売店が利用者ごとに独自に設定しています。

お手元の「ガス検針票」や「LPガス使用量のお知らせ」等を参照して、料金自動診断を試してみましょう。現在のプロパンガス料金が適正かどうかを簡単に知ることができます。

(P→T)

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