福島県のプロパンガス料金

福島県白河市の相談事例

福島県白河市に住むTKさん（会社員）

インターネットで検索したら「プロパンガス消費者協会」が目につき、一般社団法人とのことで信頼できそうなのでガス会社変更を依頼しました。

「白河市で母が一人暮らしをしています。先日、私が母に代って固定費の見直しをしたところ、風呂は灯油利用でプロパンガスは台所のみなのに、どうもガス料金が高いと思い母に確認すると使用量はほんのわずかでした。

2m³程度で請求額が3,400円とは、基本料金があるにせよ、単価が1,000円近いと驚きガス会社に対する不信感を抱きました。3,400円程度ですから大した額ではないですが、年寄りを騙しているようなことがあれば許しがたい。

そこで、現在のガス料金が適正なのかどうかを確認したく中立的な立場であろうプロパンガス消費者協会に連絡しました。もちろん、現状のガス会社が不適切な料金であれば、即変更手続きに入りたいと思います」

地元の商店規模のガス販売店

使用量：1.9m³、請求額：3,420円（税抜）

基本料金=1,800円（税抜）、従量単価=853円

「プロパンガスは自由料金だとしても常識はずれの価格です。福島県の適正単価は1立方メートルあたり400～450円ですから、現状は適正価格の約2倍になっています。築年数も35年経っていますから仮に新築当初、配管工事代金や給湯器代金をガス会社に貸与してもらっていたとしても償却期間は大抵10年、15年ですからとっくの昔に終わっています。今の価格は単に値上げを繰り返されている結果だと考えられます。

そもそも、関東から遠くなればなるほど、プロパンガス販売店の数が限られますので、地元で寡占状態になっているケースが多いです。価格競争をせずに割高なガス料金を維持しやすい環境をガス会社同士で作ってしまっているのです。さらに、このお宅では台所でしかプロパンを利用しませんから、ガスの使用量と運送・人件費などを考えるとガス会社にとっては割に合わないので、はじめから単価を割高に設置されていることも考えられます。

このようなご説明をすると、TKさんは「状況が分かってきました」と、早々にガス会社変更をご希望されました。

当然、福島県での適正価格が400～450円、基本料金が1,500～1,800円であることを説明し、この範囲に収まる会社をお探ししました。その結果、単価430円、基本料金1,500円で供給するガス会社をご案内することができました。

TKさんからは、「この新しいガス会社にとってもうちは非効率なお客になるだろうから、その後の値上げはないのか」と率直なご質問を受けました。

「当協会は不透明な値上げをしないガス会社さんのみをご紹介しています。さらに、契約後万一不透明な値上げをしたことが判明した場合には、当協会が事実確認をし、不適切な値上げであると判断した際にはお約束の単価まで値下げする交渉を行います」と説明すると、TKさんは安心されたようでした。

2m³で比較すると、従来の請求額は3,420円で変更後の請求額は2,360円です。約1,060円/月の節約につながりました。

TKさんからが「プロパンガス業界の事情を知ることができ、今回は大変勉強になりました。正直ここまで細かくアドバイスしてもらえるとは想像していませんでした、感謝しますと」とお礼を言っていただくことができました。

福島、宮城のほぼ全域にガスを供給している中堅のガス販売店

基本料金=1,500円（税抜）、従量単価=430円（税抜）

月間=約1,060円　従来の請求額3,420円→2,360円（税抜）