神奈川県川崎市麻生区のTTさんの場合
TTさんが川崎市麻生区にこの家を建てた時は、地元の商店でガスを使っていました。その商店が廃業されて、知らない間に現在のガス会社になっていたそうです。
前のガス会社には親切に対応してもらっていた覚えがありますが、現在のガス会社の対応に何となく不信感を抱くようなったとのこと。先日ガスコンロの調子が悪いので現在のガス会社に電話をしたところ「明日か明後日には連絡して伺います」と言われました。しかしながら、一週間経っても何の音沙汰もありません。
このような対応をする会社は信用できないと思いインターネットで別のガス会社を調べたところ一般社団法人プロパンガス消費者協会の存在を知り、ガス会社の紹介を申し込んだそうです。
TTさんと同じような相談は定期的に当協会に寄せられております。TTさんが現在お使いのガス会社だけが悪いという訳ではありませんが、プロパンガス業界全体として[ぬるま湯体質]が依然としてあります。もちろんクイックレスポンスで素晴らしい対応の会社もございますが他業界に比べ少ない方です。
もともとプロパンガス業界は高値安定というスタンスを貫いていた業界ですので、汗水たらして働かなくても充分経営が出来る仕組みを作ってきた業界です。必然的にサービス及び従業員の質も低下する訳です。
この業界の悪しき習慣について話をすると相談内容から逸脱してしまいますのでこの場ではこれ以上は触れませんが、今回のTTさんのように現在のガス会社のビジネスマナーの低さがきっかけでガス会社の変更を検討される方は多いのが現状です。
TTさんの意向は安心して付き合いが出来るガス会社への変更ですが、肝心の料金の部分をスルーする訳にはいきません。
そこで当協会の対応といたしましては、一旦TTさんに現在のプロパンガスの料金が分かる検針票(明細書)を探していただきました。そして現在のプロパンガス料金を計算したところ、高いことも分かりTTさんに料金面でもしっかりと納得していただいた上で優良ガス会社を紹介する運びとなりました。
ガス業界全体として従業員のビジネスリテラシーの向上に力を入れていないので期待できないこともわかりましたし、何かあれば協会が間に入っていただくということを事前にハッキリと説明していただいた点がとても安心出来ました。