神奈川県横浜市金沢区のMNさんの場合
日曜日、横浜市金沢区の自宅で車を洗っているとプロパンガス会社の訪問営業が来たそうです。チラシを渡してすぐに帰られたそうですが、そのチラシにはとても安い料金でプロパンガスを供給すると書かれていました。さらにキャンペーン期間中には給湯器も無料で付けてくれると書いてあるのでガス会社の変更を検討し始めたそうです。
ですが、その後何の連絡も無かったので、自分で連絡しようかどうか迷っていたとのこと。他にも良いガス会社がないかパソコンで検索してみると、プロパンガス消費者協会のページが上位に表示されたので、内容を読んでみると訪問セールスは信用できないということが書いてありました。詳しく話を聞いてみようということでお問い合わせいただきました。
MNさんに詳しくお話を伺うと、訪問営業の会社は単価280円で供給してくれ、給湯器も無償でつけてくれるということがチラシに書いてあったそうです。給湯器は一番安い物でも数万円もするものですから、ただでくれるわけではありません。条件としてそのガス会社と10年もしくは15年契約を結んでもらうということがほとんどで、途中解約するには違約金がかかるというものです。更にその契約期間中、ガスの単価はどんどん上がっていき気がつくと500円、600円ということになってしまうので要注意だということをご説明いたしました。
現在MNさんがお使いのプロパンガスの料金がいくらなのか診断をしてみると、557円で、協会設定の適正価格330円と比べると高いと言わざるを得ません。280円で供給してくれるとうガス会社が来たら心が揺れることはよく理解できました。ですが、280円というのはほんの一時なので、またガス会社を替える羽目になるのです。
安定して適正価格で供給してくれるガス会社に替えたいという場合、築年数が重要なポイントになります。MNさんに伺うと、横浜市金沢区で建売を購入し13年経っているということでした。建売の場合、ガスの配管工事をしたガス会社がガスの供給もすることになっており、家の購入者は大部分が10~15年契約を結んでいます。ですからあと2年契約が残っている可能性があることが分かりました。
契約の残りが2年であれば、違約金(残存金)も2万円程度です。今回はMNさんがこれぐらいなら自分で精算して、優良なガス会社に替えたいというご希望でした。
協会に相談をしなければ10年契約などを結ばされるところでした。詳しい方に聞いてよかったです。タダで給湯器をくれるなんていうことは無いんだと、改めて勉強になりました。