東京都のNSさんの場合
相談いただいたNSさんは、現在東京23区の中心部に飲食店を経営しています。幸いなことにお店にも多くのお客様が来て下さるようになりとても繁盛しているとのことです。ただ、今の設備のままではガスの容量が足りなくなり、新たな調理台とガス給湯器が必要になったが、お店が入っているビルで都市ガスの容量を増やすことはできない(やるとしたら相当なお金がかかる)と言われてしまったそうです。
そこで飲食店を経営している仲間にどうすれば良いかを聞いたところプロパンガスがあると教えてもらったとのこと。実際にお店にプロパンガスが引けるのか、また良心的なプロパンガス会社があれば是非紹介して欲しいとう相談をいただきました。
東京都の江戸川区や足立区や葛飾区などの地域ではプロパンガス供給の一戸建住宅やアパートが多くありますが、東京23区の更に中心部になってくるとプロパンガス供給の住宅は殆どありません。都市ガスが網羅されているためです。
したがってそういった地域にはプロパンガス会社もほとんどない状況ですが、プロパンガスの需要が皆無というわけでもありません。その理由としては、マンションやビルなどにテナント入っている飲食店などが、現在の都市ガスの容量では全く足りず(増やすには時間と多額の費用が必要)それを代替エネルギーであるプロパンガスで補っているという事情があるからです。
ですから東京23区内の需要の多くが飲食店でのプロパンガス利用となっており、協会にもガス会社紹介依頼の問い合わせがたびたび寄せられます。
東京都心部で紹介できるガス会社はありますが、ビル等のテナントに入っている飲食店の場合では、初めにプロパンガス会社と依頼者とで現地打ち合わせをしていただいてから供給可能か否かをお話しさせていただいております。これは安全上プロパンの供給が不可能なケースもあるからです。
今回も当協会に協力いただいているプロパンガス会社をNSさんに紹介させていただき、NSさんとガス会社とで現地打ち合わせをしていただきました。その結果、安全面の確認ができましたのでプロパンガスを供給する運びとなりました。
単価がだいぶ安くなったとしても使用量が少ない場合、安くなったかどうか見えにくいので一年あたりの節約金額を算出しました。
最初は色々な不安もありましたが、無事に都市ガスの容量不足分をプロパンガスで補うことができましたし、御協会の担当の方もプロパンガス会社さんもスムーズに対応していただいたので満足しています。かなり助かりました。