ガス会社乗り換えの流れ
![ガス会社乗り換えの流れ](https://lpg-consumer.com/wp/wp-content/themes/lpg/img/switch_company/01.jpg)
ガス会社の乗り換えを検討される方の多くは、ガス代が高い、またはサービスが悪いといった理由があると思います。ただし、すぐに解約を申し出るのではなく、慎重に検討することをお勧めします。
①乗り換え先のガス会社を調べる
乗り換え先のガス会社のガス単価を調べる必要がありますが、料金をホームページなどで公開しているガス会社は非常に少ないのが現状です。
個人が1件1件ガス会社に電話をして調べるというのは時間がかかりすぎてしまいますので、プロパンガス消費者協会に無料相談をしてガス会社を紹介してもらうのがお勧めです。
協会をお勧めする理由については、この記事の最後で詳しく説明しています。
②乗り換え先のガス会社に連絡する
乗り換え先のガス会社が決まったら、乗り換えの意向を伝えます。良心的なガス会社であれば、乗り換えに際して何をすべきなのか、もしくは、手続きを代行してくれるのかを詳しく教えてくれるでしょう。
しかし、ここで重要なのが、乗り換え前のガス会社と乗り換え後のガス会社の関係性です。ガス会社によっては、会社同士が談合関係にあり、乗り換えを断わるケースもあります。
一般社団法人プロパンガス消費者協会にガス会社探しの依頼をすると、このようなガス会社同士のしがらみを考慮したうえで、最適なガス会社を紹介します。
また、旧ガス会社への解約手続きは乗り換え先のガス会社が代行してくれるため、自身が直接連絡する必要はありません。
アパートでガス会社の乗り換えはできる?
![アパートでガス会社の乗り換えはできる?](https://lpg-consumer.com/wp/wp-content/themes/lpg/img/switch_company/02.jpg)
賃貸住宅で毎月のガス代が高い場合、この指定されたガス会社の単価が高いことが考えられます。単価の安いガス会社が供給している賃貸住宅への引っ越しを検討するしか方法は無さそうです。
ガス会社乗り換えの前に、知っておきたいこと
![ガス会社乗り換えの前に、知っておきたいこと](https://lpg-consumer.com/wp/wp-content/themes/lpg/img/switch_company/03.jpg)
違約金が発生することがある
「違約金って何!?」と驚く方もいるかもしれません。
戸建てを新築する際、必要な設備機器や工事費をガス会社が無償で貸与してくれる代わりに、ガス代を10~15年程度上乗せして費用を返していくという「無償貸与契約」が結ばれていることが少なくありません。
したがって、この契約期間が終わらないうちに別の会社に乗り換えたいと思っても、この残金が違約金として請求されることがあります。
無償貸与契約が結ばれていても、すでに契約期間が終了していれば全く問題ありませんが、残りの契約期間によっては金額が大きくなることがあります。
実は、この「無償貸与契約」を結ぶことは2024年7月から禁止されていますが、すでに結んでいる契約に関しては、禁止適用外になるので確認が必要です。
トラブルが発生することがある
ガス会社を乗り換えたい場合、現在契約中のガス会社と違約金以外のトラブルが発生することがあります。
乗り換えは、ガス会社にとっては顧客を失うことになるため、乗り換えの話を聞いたガス会社は引き留め工作を行う可能性が高いです。
具体的には、「ガス代を安くするから契約解除をしないで欲しい」と説得され、忘れた頃に元の料金まで値上げされてしまうことが非常に多いです。
このようなトラブルに発展しないよう、ガス会社の乗り換えを考えている場合は契約解除を直接申し出ないことをお勧めします。
プロパンガス会社の乗り換えにお勧めの方法
このように、プロパンガス会社を乗り換えることは、そう簡単なことではありません。
自身で安いガス会社へ乗り換えることができたとしても、契約が決まったあとに値上げを繰り返される可能性もあります。
プロパンガス消費者協会では、消費者にガス会社を紹介する際、「適正価格保証」という保証をつけることで契約後の値上げを防いでいます。
また、万が一ガス会社の値上げがあった場合にも、消費者に代わってガス会社へ事実確認をし、値下げの交渉をします。
さまざまなトラブルを避けるためにも、プロパンガスの乗り換えを考えたら、すぐに協会に相談するのがお勧めです。
協会に相談した場合のガス会社乗り換えの流れは以下になります。
- 協会に相談
- 協会が最適なガス会社を無料紹介
- ガス会社の乗り換えに同意の連絡
- 旧ガス会社の解約手続き委任状に署名
- 乗り換え完了
協会が「適正価格」のガス会社を紹介しても、すぐに返事をする必要はなく、1週間じっくり考えてから返事をすれば良いので安心です。
また、旧ガス会社の解約手続きも、委任状を受け取った乗り換え先のガス会社が代わりに行ってくれるため、引き留め工作に捕まらずに済みます。
ただ、旧ガス会社宛に解約手続きを行った後、1週間は設備機器の撤去を行うことができない決まりがあるため、その間に旧ガス会社がご自宅を訪問して説得を試みることがあります。
そこさえクリアすれば、面倒なことはなく、スムーズな乗り換えが完了します。
ガス代が高くて困っている方は、ぜひ協会へ相談することをお勧めします。
参考になるページ