ガス会社を変更するのに費用はかかるか?
基本的には費用はかかりません
基本的にプロパンガス会社を変更するのに費用はかかりません。なぜかというと、変更時にはボンベとメーター、調整器の3つを交換する必要がありますがこれらはすべてガス会社の所有物だからです。
例えて言うと、レストランで食事するのにナイフやフォーク、お皿代を請求されることはありませんよね。ガス会社にとってのボンベやメーターは、レストランのナイフやフォークと同じ類いのガス会社がガスを供給する上で欠かせない物だからです。
しかし、費用がかかる場合もあります。それをご説明します。
一戸建てで、築15年未満の場合は費用がかかることが多い
費用がかかるケースで一番多いのは、一戸建ての場合、築15年未満だと殆どの場合がかかると思ってください。どんな費用かというと「配管工事代」の精算費用です。新築で家を建ててプロパンガスを利用する際には、ボンベから利用場所(お風呂・コンロなど)までの配管が必要です。
この配管工事は、99%の確率でガス会社が負担し家の所有者に貸し付けているのです。このことを認識している所有者は1割もいないと思います。なぜならガス会社もハウスメーカーも工務店も誰も説明したがらないからです。
結果的に、何も知らない所有者がある日ガス代が高いことに気付いてガス会社を変更しようとすると、ガス会社から配管工事代の精算を要求されてビックリし、変更をあきらめたり予想外の出費に戸惑ったりする訳です。
どれくらいの費用かと言うと、一般的には配管工事代は15万円ほどかかります。そして15万円を15年で償却することが多いです。なかには13年とか10年のガス会社もあり、ごくまれには20年のところもあります。
15万円が15年契約になっているケースでは、新築後7年で現在のガス会社との契約を解約しようとすると8万円ほどの解約違約金が発生します。ただし、当協会が紹介するガス会社が肩代わりできるケースも多いので、まずは当協会にご相談いただければと思います。
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