岐阜県の相談事例
岐阜県の寺本さん(仮)の場合
相談のきっかけ
岐阜県各務原市にお住まいの寺本さんは、先日奥さまから、プロパンガスの検針票に翌月からの値上げの通知が書いてあったと聞かされました。
寺本さんは、家計は任せっきりだったので、特に驚くこともなく諦めムードで「仕方ないね」と返したそうです。
しかし、冬場は使用量がかさむため、多い時では20,000円以上の請求額になっているとの奥さまからの反論に、さすがに驚きました。
ネットで調べた当協会になんとか解決の方策はないかと、お問い合わせいただきました。
相談の概要
寺本さん宅に届いた値上げの通知は、1立方メートル当たり40円というものでした。ご相談いただいた時点で既に翌月になっていたため、現在の単価は620円になっています。
今回のことで、寺本さんは過去の検針票を調べてみました。すると驚いたことにこの2年間で今回の値上がり額と併せて、1立方メートル当たり110円も値上がりしていたことが分かりました。
おそらく、もっとさかのぼって過去の検針票を確認してみれば、昔から値上がり傾向にあったのだと考えられます。
石油情報センターが発表している岐阜県の平均単価は、1立方メートル当たり608円なので、今回の値上げ前の単価はその平均単価に比べれば少し高いという程度かもしれません。
しかし、この平均単価にだまされてはいけません。実のところ、プロパンガスの正確な平均販売単価は誰にも分からないというのが現実です。
というのも、平均単価を発表しているのは石油情報センターという機関ですが、この数値は各ガス会社の自己申告による値を採用しています。数字にどこまで信頼がおけるかは微妙な問題です。
高い料金を取りたいガス会社にしてみれば、平均価格が高ければ自社の高い料金も説明がしやすいので、意図的に高く申告している可能性が否定できないからです。
当協会の取り組み
当協会では独自の適正価格を推奨しています。これはガス会社が一方的な値上げをする必要が無く、かつ利用者にとってリーズナブルな料金設定を当協会と賛助会員ガス会社で算出した価格です。
現在の寺本さんの単価は620円ですが、これは適正価格に比べて268円ほども高いと言わざるを得ません。
さっそく、寺本さんがお住まいの各務原市にガスを供給できるプロパンガス会社を選定してご案内したところ、ぜひ切り替えたいとのことでしたので、ガス会社変更を進めることになりました。
当協会から紹介したガス会社と契約された方は「適正価格保証」という制度が付くので、安心してガスをお使いいただけると思います。
適正価格の協会会員ガス会社を
紹介しました
<現在の平均価格> |
<当協会の適正価格> |
基本料金=1,980円 |
基本料金=1,650円 |
従量単価=620円 |
従量単価=352円 |
変更後の効果
年間36,120円の節約を実現
<従来の プロパンガス料金> |
<変更後の プロパンガス料金> |
約8,180円 |
約5,170円 |
※10m3使用した場合で比較
寺本さんの声
ガスの使用量が比較的多いわが家では、光熱費におけるプロパンガス代の割合がかなり高いことを再認識しました。各務原市にも適正価格の会社が配送できると聞いて、本当にうれしかったです。今後は使用量も考えて節約に注力したいと思いました。
2021年12月 変更