群馬県太田市のRNさんの場合
太田市にあるご自宅に、5年程前引っ越してきたそうです。中古物件を購入され住み始めたそうですが、当初は以前の所有者が使用していたと思しきガス会社へ連絡をとり、使い始めました。
3年程前に、現在ご使用中のプロパンガス会社が営業にきて契約されたそうです。しかし、契約後、年数が経過すると度々値上げをされているそうで、料金が一体いくらなのかと気になっていたそうです。このような状況の中で、今回再びガス会社より値上げの通知がきたそうです。今後もまた値上げされてしまっては、ガス会社を替える前よりももっと高くなってしまうかもしれないと心配になり、協会へご相談くださいました。
現在のガス会社と契約に至った際の供給金額を伺うと、具体的には覚えていないとのことでした。しかし、契約当初は営業の方がおっしゃっていた通り、ものすごく請求額が安くなったことは覚えているとのことでした。
そもそもプロパンガスの料金は、基本料金と従量単価×使用量で成り立っています。まず、1立方あたりの単価が何円であるのか、それが適正価格と比較してどうであるのかを確認しました。請求書をお手元にご準備いただき、記載されている請求額と使用量と基本料金の3点を伺いました。
基本料金は明細に記載されていなかったようでしたので、群馬県の適正価格である基本料金1,500円として計算しました。そうしましたところ、1立方あたりの単価が520円であることがわかりました。つまり、適正料金である単価330円と比較すると、約190円高いことになりました。
現状で1立方あたりの単価が190円程高いのに、さらに来月から値上げとのことですから、太田市のRNさんが今後の心配をなさるのも無理はないと思います。再びガス会社を変更した場合に、仮に同じようなことがあっては一時的には安くなったとしても、長い目でみると変更する意味がないと言えます。当協会は適正価格保証を設けています。
不透明な値上げをせずに、適正な料金で安定供給するとお約束いただいている会員のプロパンガス会社の中をご紹介しますので、今回の事例のようなことになることは防げます。
今まで請求書を見たとしても、ただ請求額をチェックするだけでした。基本料金を取られていることさえも恥ずかしながら知りませんでしたが、協会の担当の方から丁寧に説明していただけて大変勉強になりました。