栃木県日光市のTIさんの場合
相談をいただいたTIさんのお宅は、毎年冬になるとガス代が1万5千円ぐらいになってしまい、高いなと思っていたそうです。日光市の冬は想像以上に寒いこともあり、特に戸建では給湯器の温度設定も高めにしないと体が温まりません。うちだけがこんなにガス代が高いのかと思っていたら、偶然プ当協会のホームペジに無料で安いガス会社に替えられると書いてあったのを見つけ、すぐに電話をかけたとのことです。
詳しく現在のご使用状況を伺ってみると、現在TIさんがお使いの単価が1立方メートル当たり520円だと言うことが分かりました。昨年から続いている原油価格の安値の影響もあり、協会が考える栃木県日光市の適正料金が300~350円となっていますので、かなり高い料金を支払ってこられたことになります。 TIさんは、約6年前に日光市のご実家を建て替えて、県外より引っ越されてきたそうです。その時の施工会社からの紹介で、今のガス会社と契約されました。
ガスの配管等の工事も依頼していたようなので念のため契約書を確認していただくと、契約書には15年契約と書いてあり、契約期間があと9年残っており、途中解約する場合は25万円ほどの残存金を精算しなければならないことが発覚いたしました。 このような契約がある場合、その金額に応じて提供価格の単価に上乗せされることはごく一般的ですが、現在のTIさんの金額はその上乗せ分を考慮しても高すぎると言わざるを得ません。
TIさんは、あと9年も高いガス料金を払うのは耐えられないという様子でした。
もちろんガス会社によっては顧客の代わりに契約期間や残存金を引き継いでくれることもあります。しかし今回の場合は、精算しなければならない金額が多すぎて、日光市エリアでは引き継いでもらえるガス会社は見つかりませんでした。どうしてもガス会社を替えたい場合は、やはりご自身で約25万を全額精算していただくしかないことを説明しました。
もちろん今のままのガス会社で値下げ交渉をすると言う方法もありますが、これはお勧めできません。一般的にガス会社は"ガス会社を替える"と分かると必死に止めに来ます。更に、その時だけは安くしてくれるのですが、気が付くと徐々に値上げをしてくるので結果今より高くなってしまうケースが多いからです。
ガス会社を替えて単価が300円になった場合、月平均20立方メートル使ったとして計算すると5年弱で元が取れることがわかりました。TIさんは「精算金額が大きいので、家族と相談して決めたい」ということでお話がありました。
数日後、TIさんより「もともと家を建築した際に本来支払うべき金額でした。プロパンガスはこれから何十年も使っていくものなので全額精算してでも替えることに決めました」とご連絡いただき、早速、栃木県日光市の適正価格をお約束いただける優良ガス会社をご紹介いたしました。
相当悩みましたが、長い目で見ると今ガス料金が高いと気が付いたタイミングで替えておく方が良いということや、協会の適正価格保証等が決め手になり家族で意見がまとまりました。あれこれ質問しても丁寧に答えてくれたので本当に助かりました。