東京都小金井市のKSさんの場合
今回初めてご相談いただいたKSさんですが、実家へ戻り2世帯住宅の2階部分に住むことになったそうです。1階部分の住居にはお父様が一人で暮らしており、ガス会社とは契約していませんでした。KSさんご夫妻との同居をきっかけにガスを使うことになったそうです。数社ある近所のガス会社に電話をして料金を聞いたところバラバラで「安くても大丈夫なのか」「相場はいくらなのか」を知りたく協会に相談をしたそうです。
2世帯住宅にKSさんのお父様が独りでお住いだったときは、ガスの使用量が極端に少なかったため、使用料金よりも毎月の基本料金の方が高かったそうです。"これはもったいない!"ということで、使っていたガス会社を解約したそうです。KSさんのお父様は危険物などの取り扱い免許を持っていたため、ご自身でボンベを購入してガスを使っていらっしゃいました。ですからKSさんは同居をきっかけに新規でガス会社を探すことになったとのことです。
まず、地元のガス会社に料金を聞くと、200円台、500円台とバラバラの従量単価を提示され、なぜこんなに差があるのかと思いネットで調べたそうです。その際、プロパンガス消費者協会のホームページを見て疑問点について聞いてみようと思ったとのことでした。利用者はこの様に何かきっかけがないとプロパンガスが自由料金だということになかなか気がつきません。
自由料金の商品は販売側が価格を自由に設定できます。その結果、当協会が適正だとしている価格よりも、平均価格の方がだいぶ高いのが現状です。多くを輸入に頼っているプロパンガスですが、現状の仕入れ値が約300円です。200円台というのはガス会社にとって赤字の料金ですから、契約後必ず値上げせざるを得なくなることをお伝えしました。
KSさんご家族はすでに引っ越しをされており、早くガスを使いたいというご希望がありました。問題は、だいぶ前に契約して使っていたガスのメーターがそのまま残されている点です。使っていないメーターは、以前使っていたガス会社に撤去を依頼しなければなりません。
早速KSさんにそのガス会社に電話をかけてもらい、翌日にメーターを外してもらえるようお願いしました。同日の午後には適正料金で供給できるガス会社の新しいボンベとメーターを設置することができました。
自分でガス会社を探してみましたが、どのガス会社が優良なのか分かりませんでした。協会のスタッフに的確なアドバイスをしてもらったのであっという間にお湯が使えるようになりました。小さい子供がいるので本当に助かりました。